1020年9月「予定通りのはずなんだ」後編
要、生還です。
いや~~~~~~~~~、
2人も倒れた・・・・
途中までね、さらに立夏も倒れるかと思ったし。
やってしまったね・・・
やってしまったという言葉で済まされないけど
どんな鬼がいるかわからなくても、
一族たちは未踏の地に踏み込まないと朱点には届かないんだ・・
中編の内容を少し振り返ります。
まともな画像ないんだよねえ・・
自分の指しか映ってない画像とかめちゃくちゃライブラリに残っていました。
動揺しすぎ。
まず進み過ぎた感じはしました。足を踏み入れましたからね。
でも引き返さなかったんですよ。
戦闘開始です。
悪くないかんじじゃないですか。
そして勢いで進んできたのが丸わかりの全員前列ですよ。
そして一番手は唯ちゃんだったんです。
進言も、挑む気満々ってかんじでノリノリですよね。
決してひるんでいないんです。
中編でも書いたけど、唯ちゃんは三度の飯より凧揚げが大好きです。
テンションアゲアゲると思うんですよねえ。
ちょうど元服で、風の神様がいいな~なんて言っているときに
風神ですよ。風神なんかと出会っちゃったら、そりゃ運命の出会いでしょうよ。
「風が私を呼んでいる」といわんばかりに、進言を無視して速瀬の術を使用しました。
この選択はロールプレイで決断しましたね。
その後はもうね、
開戦
↓
唯ちゃん 速瀬
↓
太刀風五郎 全体術
環 体力が残り2ケタ
立夏 体力が3分の2ほどになる
唯ちゃん 回避
要 体力ゼロ
↓
雷電五郎 全体術
環 体力ゼロ
立夏 体力が3分の1ほどになる
唯ちゃん 体力が半分を切る
要 戦闘不能
↓
敗走
こうだったと思います。
もう一回、攻撃が来ていれば立夏と唯ちゃんも落ちていました。
まともに動けもしなかったんです。
ロールプレイで、唯ちゃんが速瀬を使用していなかったら
最初の回避もできなかったかもしれない。
そうしたら、雷電五郎の二撃目で3人落ちていました。
もし、二撃目で立夏だけが残る形になってしまっていたら。
本当に、唯ちゃんが一撃目を回避をしてくれたから帰ってこれたんだと思います。
でもねえ、唯ちゃんの気持ち的にはそう思えないだろうね・・
そして、肝心の環さんです。
生きて京に戻ってきてくれました。
生きて・・・・生きてだと思います。
しかし、お別れの時は来てしまうんだなあ。
環はね、
京に来てすぐに当主になったんですよね。
ずーっと実実の名前で生きてきたけど・・
「五葉松 環」の名前って、全然見ることがなかったなあ。
そりゃね、クソおやじに反発もするよね・・自分の存在ってなんだろなってなるよね。
当主として、戦ってばかりだったね。
それでも一世一代の一目惚れをして、子供もこさえたんですよ。
環の人生なのに、「環」の名はほぼないんです。
ずっと父の名で戦ってきたんです。
そんな彼のね、最後に敗北の文字を載せてしまったのは申し訳ないなと。
なのに、なーんで最期に心穏やかな言葉を残してくれるかな。
背景の紅葉も相まって、きれいな風景をのぞいているような言葉じゃないですか。
いつも散歩コースで、いつも見ていた景色の中に「オッ」と素敵なものを見つけた時のような・・・・
環はね、きっと来月も生きてくれていたと思うんです。
五葉松家はしぶといからね、きっとおうちが大好きだからちょっとでも長くいたいんだろうね。
健康度低下から3か月目を迎えてくれると思っていたんです。
数値とかも、「2か月目までじゃなくない・・?」って雰囲気あったし・・・
だから前線で出陣もしたしね。予定表にも3か月目も生きてくれていたパターンもありましたしね。
予定が狂っちゃったのかなあ。
ひと月早く、逝ってしまわれた可能性が諦めきれない。
それでも、「予定通りに頼むわ」っていうのは
芽依ちゃんが亡くなった時ね、芽依ちゃんの最後のお願いで「去年の大江山討伐をあきらめた」っていう経緯があります。
今年はね、諦めてほしくないんでしょうね。
大好きな家族に長く生きていてほしいもんね。
敗走して命を落としたのかなと思ったけど
そこはやせ我慢でも、大往生を気取ってくれたのかなと。
ほぼ生まれてからずっと当主だったんですもの。
五葉松家を率いる者として、そのくらいの意地はあったんじゃないかな。
そして、最後に大好きな家族たちへ向けた言葉を残してくれたんだと思います。
京に来たときはね~~~、いつまでも反抗期みたいなね~~、そんな感じだったのにね。
敬っていう相棒もできてね、当主をやっていくうちに丸くもなった感じするし。
最後の最後に、ちょっと斜に構えたようだけど、
環にしては最大限の素直を表してくれたな、と。
あとちょっとだけど、環もお父さんになったんだなって。
父性を感じる遺言だなあと。
クソおやじも、芽依ちゃんも、朝夏も敬も
最期は環とおんなじ光景を見ながら旅立っていったんだよ。
そんな当主のね、最後の見栄ですよ。
イツ花先生も、最後まで当主と従者の姿勢を取ってくれてありがとね。
きっと、これが環の天命だったんだ。
だから唯ちゃん、君が思い背負うことはないんだよ。
要は当主の指輪をちゃんと受け取ってください、どうぞ。
あとね、全然関係ないけど、
この月ね、最初の構想では5部編成だったんです。
前中後編を全部合わせた、さらに倍くらいの4コマ本数になるところでした。
さすがに時間が進まないので、来月に回した部分もあります。
でもせっかく五葉松家のみんなが伝えてくれたことなんで、最大限表現していきたいと思います。
つまり来月も量が多いってことさ。まだ実機を進めてすらいないのにね!!!!!!!!!
環。本当にお疲れ様でした。
すごく負担も大きかったと思う。
実実さんを継いで、当主になった時も乗り気じゃなかったしね。
それでもなんとか、芽依ちゃんに振り回されたり、
朝夏におせっかいやかれたり、
敬に支えられたり、
立夏っていう問題児をかかえたり、
唯ちゃんも舵を取らせてくれるタイプじゃないしね!
お子の要とも、どう接すればいいのかテンパってたし。
不器用というか、なんか上手じゃないんだよね~。
もうちょっとだけ素直になることを覚えればいいのに~~っていう。
可愛い人だったよ。
ありがとうね。
さて、長かった9月が終わります。
次月、新当主「要」。スタートです。
スポンサーサイト